陣馬山登山日記A

【DATA】
登った日  2005/11/12(土)
お天気   晴れ
メンバー   3名
行動時間  約7時間(休憩含む)

ハード度(主観)   ★★☆☆☆

■ルート■
藤野駅(m)⇒陣馬山登山口(m)⇒陣馬山(857m)⇒明王峠(m)⇒相模湖駅(m)


陣馬山は去年の10月に一度登っている。でもそのときは和田峠の方面からのルートで、かなり車で上がってしまい、いまひとつ満足感がなかった。陣馬ってそんな感じ?と思っていた。が、今年になってよちwが違うルートで行ってなかなか良かったとのことだったので、秋になったら紅葉登山をしよう!と言っていた。それが実現した。
天気予報では12日はずっと雨の予報で変わることがなかった。前日には朝のうち雨、のち晴れ、との予報だったので、これをどう読むかは難しかったが、結果天気は急速に回復し、晴天のもと登山を楽しむことができた、前半は…

【当日】
前日まで「朝のうちは雨」との予報だった。6時過ぎに起きてみると、しっかりと雨は降っていた。天気予報では「天気は急速に回復に向かい、遅くとも午前中には上がる」と言っていた。午前中というのでは幅が広い。例えば11時に上がったのでは、日が短い今時分は登山は無理だ。中止が頭によぎったが、誰からも連絡が来ない。まぁいいか、とりあえず出てみよう。最悪、昼からケーブルを使って高尾山に行くのでも良い。
家を出るときもまだ雨は降っていた。が、乗換えで9時前に立川に着いたときには、曇どころかもう青空が見えていた。これはいける!
3人とも9:18藤野駅着の同じ電車で到着。支度を整えて登山開始。

【藤野〜陣馬山】
藤野から登山口までは一般道を歩く。バスもあるが、歩くことにした。40分程度歩くと、登山口についた。平地を歩いているだけでだいぶ暑くなってきて、1枚脱いで準備体操をして10:10頃登山道に入った。
登山道は全般に比較的ゆるやかな道が多い。最近山慣れしてきたのでもう少し早くても行けそうなのだが、今日はあまり慣れていない人がいるので、少しゆっくりしたペースで歩いて行った。前半はジグザグの登山道、しばらくいくとブナ?の広がる気持ちの良いハイキングコースだ。黄色い木々が美しい。



標高700mあたりを過ぎた頃からか、山頂直前で傾斜が急になり、最後階段をのぼりきって12:10頃山頂に到着。

【山頂】
山頂には何本か紅葉している木もあった。

 

陣馬山頂には白馬の像が立っている。昨年来たときには薄汚れていたが、今回は美しく見えた。天気が良いからかな?と思ったが、よちwも「キレイになったよね!」と言う。どうやら塗りなおしたようだ。



天気は良かったが、やはり富士山は見えない。正確に言うと、まったく見えないわけではないが、雲がかかってしまって、あまりよく見えないのだ。
これは下山途中の明王峠で見えた富士。山頂が見えたのはこの一瞬だけ。



山頂には3軒の茶屋があった。茶屋のひとつで三菜そばとビールを食す。山菜はさほど多くないが、肉厚のしいたけとゆずの皮をおろしたものがのっていて、うれしかった。



そんなにのんびりしたつもりもなかったが、1時間20分ほど山頂にいたようだ。
13:30下山開始。

【山頂〜明王峠〜相模湖駅】
不幸は下山開始直後に待っていた。
相模湖方面への下山道ははじめ階段が続く。階段はへりが丸太になっているタイプのもので、こういう階段は丸太部分は足が滑りやすく危険で、また土の部分がえぐれていって歩きにくくなっていることも多い。そこで、階段脇の坂道になっている部分を降りよう、と踏み出した。実は、下山開始直前にトイレは済ませたのだが、ビールが効いて、またすぐトイレが気になり始めていた。最後までもつかしらん、などとちょっと注意が散漫になっていたせいだろうか、坂を2,3歩行ったところで、足を滑らせて転倒してしまった!
山によくある粘土質の土が、朝方まで雨が降っていたので滑りやすくなっていた。さらに地面は硬く、ちょっと大袈裟かもしれないが氷のような状態。あっと思う間もなく腰を地面に叩きつけられた。それはもう痛かった。とっさに言いたかったことは「しばらく動けそうにない」。でもしばらく、なんて言っては迷惑をかける、と思って出た言葉は「ちょっと…」。10秒くらい動けず、その後立ち上がって1,2分待ってからゆっくり下山を開始した。開始したものの、痛みはひかず、かなりスローペースの下山となった。ただでさえ退屈な下山。一刻も早く降りたくて、本当に長く感じた。
下りはなだらかな道が続いた。そして最後に急なくだりがあって、下りきると譽瀬神社に出て、山を抜ける。痛みを抱えたまま、3時間歩き、ようやく下山。ほんと、長かった…

【終わりに】
今回は雨上がりだからぬかるんでいるんだろうと思い、スパッツを着けていった。おかげで裾は汚さずに済んだのに、転倒してお尻を汚すとはヾ(;´▽`A``
しかし、お尻よりザックの汚れがひどかった。ということは、ザックがあったからこの程度だったのであって、もしザックがなかったらもっとひどく打っていたのかもしれない。4日経った今でも痛みは治りきらず、くしゃみをするとめっちゃ痛い!
下山道に少し恐怖心が出てきてしまった登山であった。