金時山登山日記

【DATA】
登った日  2006/5/3(祝)
お天気   晴れ
メンバー   2名
行動時間  約4時間(休憩含む)

ハード度(主観)   ★★★☆☆

■ルート■
金時神社入り口(686m)⇒金時山(1213m)⇒長尾山(1144m)⇒乙女峠(1005m)⇒金時神社入り口(686m)



昨年は、三の塔、鍋割山、弘法山…と丹沢まで行ってもほとんど富士山が見えなかった。大山でも雲がかかったり逆光だったりしてきれいに見えなかった。
今度こそ!と期待をかけて金時山へ行くことにした。
金時山は箱根の外輪山の最高峰であり、富士山から26kmと近く、眺望が素晴らしい。私の持っている3冊ガイドブック全てに載っている、人気の山である。
標高差も600m足らずと、ちょうど良い。
果たして、天候に恵まれ、富士山だけでなく素晴らしい眺望に恵まれたo(*^▽^*)o~♪

【当日】
前日は雨だったが、当日の予報は晴れマーク1つ。雨上がりは道も滑って恐そうだし、空気もガスるのではないかと思ったが、平塚辺りから富士山がちゃんと見えた。ここから見えているのなら、雲さえ出なければ今度こそいけそうだ!

【金時神社入り口〜金時山】

これが目指す金時山。左にぽこっとしているのが長尾山かな?



9:50、登山開始。
登山道の最初は、まさに「箱根の山」という感じで「昼なお暗き杉の並木」であった。
って、本当はヒノキだそうですがw しかし、ひんやりとして、鳥のさえずりが聞こえ、とても気持ちの良い登り始めだった。



この山は結構傾斜がきついところが多い。
ここもそのひとつ。一般に写真では傾斜がわかりにくいものだけど、写真でも結構きつそうなのがわかるでしょう!
まぁしかし大体は石がゴロゴロしているところが多く、こういう木の根のところは数少ない。



登山開始1時間ほどで、展望の開けるところに出た。
天候に恵まれ、大涌谷と芦ノ湖がきれいに見えた。素晴らしかったー
写真じゃわからないけれど、煙が立ち上るのがわかるのだ。



頂上に近づくと傾斜はさらにきつくなる。
金時山は山頂がぐっと突き出した険しい山容で、その形から昔は「猪鼻岳」と呼ばれていたくらいだ。
ぜいぜい言いながら登っていると、すれ違った人が「もうすぐですよ。今日は富士山がきれいですよ」と声をかけてくれた。
わくわくw 
11:20頃、登頂。

【山頂】
山頂に着くと突然目の前にどーんと富士山が現れる!
おー待っていたのよ、これを!ちょっと雲がかかっているけど、これくらいは許容範囲。



山頂は登山客でにぎわっている。丹沢はいかにも登山という姿の人が多いが、ここは、高尾山的な軽装の人や、ファミリーも多かった。
温泉地だからか?GWだからか?



昼食を摂り、12:00頃?下山開始。

【金時山〜長尾山〜乙女峠〜金時神社入り口】
金時山からはちょっとした縦走。気持ちの良い尾根を歩く。最初は正面に富士を見て、やがて右手に見ながら歩く。枝に邪魔はされるが。
山桜の木がたくさんあり、ところどころ花が残っていた。1週間くらい前だったら満開だったか?標高1000mを超えると、こんな時期に咲くのだな。

12時を回り、どんどん雲が多くなってきた。
13:07、乙女峠に着いたとき撮った富士山がこちら。



乙女峠では展望台があり、裾野から立ち上がる富士が見られることになっているが、もう真っ白で何がなんだかわかりませんw
本当に2時間くらいの差で全然違うのですね。



乙女峠からは約250m、単調な石のごろごろしたところを下っていく。下りって、本当に退屈。。。しかし気を抜くと事故になるので要注意。
13:55頃、下山。

【終わりに】
久しぶりに美しい富士山が見られ、大涌谷、芦ノ湖も見られ、加えて、筋肉痛もなく、満足のいく山行だった。
来年、山桜の咲いているGW前半にでも来てみたい。
そして、矢倉岳などにも行ってみたい。
真冬や真夏、梅雨時はなかなか登れないので、気候の良い間にまた行きたいものだ。