木曽駒ケ岳登山日記

【DATA】
登った日  2005/10/9(日)
お天気   晴れ
メンバー   2名
行動時間  7時間(休憩時間含む)

ハード度(主観)   ★★★☆☆

■ルート■ 
駒ヶ根⇒(バス)しらび平(1662m)⇒(ロープウェイ)千畳敷(2612m)⇒乗越浄土(2860m)⇒中岳(2925m)⇒駒ケ岳(2956m)⇒中岳⇒乗越浄土千畳敷

8月に木曽駒が岳登山を計画し、トライはしてみたものの、霧が濃く視界が著しく悪かったので、安全のため乗越浄土までしか行けなかった。また、景色も全く見えなかったので、いつかリベンジしたいと思っていた。せっかくなら紅葉の美しい時期にリベンジしよう、と今回の登山となった。結果、無事天気に恵まれ登山を果たすことができた。

【当日まで】
千畳敷の紅葉は、9月末が見ごろである。そして徐々に紅葉が降りてくる。3連休でいうと、9/23〜25と10/8〜10があったが、9月は天候が安定しない時期なので、10月の連休を選択した。宿の予約は9月の上旬くらいだったか。
が!今年は珍しく10月の天候が不安定。秋の長雨は10月にずれこんでいるような感じだ。この3連休も、週間天気ではずっと雨の予報が出ていた。
また雨なんて…雨じゃなくても霧で何も見えなかったら…と相変わらず悪い方向に考える私。
しかし、日が近づくにつれ、降水確率は下がっていった。前日の予報では午後から晴れる予報に変わった。
そして迎えた当日、早朝こそ雨は残っていたものの、8時頃には雨はあがり、そのまま急速に天候は回復して10時頃には晴れてきたのだった!

【千畳敷まで】

今回も麓に1泊し、登山するコースを取った。何度も言うが、1泊分の荷物を持って登るのは、しんどい。(絶対ザックは買い換えるぞ!)しかも、ロープウェイを使う場合は、行程は5,6時間で済むので、山小屋で泊まる必要もない。そこで、麓に宿を取り、山の荷物は家から宅急便で送ってしまい、登るときも日帰り登山の荷物のみで上がるという、軽々コースだ。
また、紅葉の時期などにはロープウェイが3時間待ちということもあるらしいので、麓に泊まっておくとラッシュ前に行動できるメリットもある。
しかし、今回は悩ましかった。天候は午後から回復すると予想されていた。遅く出たほうが天気的には安心だ。しかし、遅くなればラッシュにつかまる。
朝の予報では天気は急速に回復しているということだったので、とりあえずロープウェイには乗ってしまって千畳敷に行ってから考えることにした。
7:30頃宿を出て、バス停へ。バスに乗ること約30分、8:10頃しらび平(1662m)に到着。この頃には、上空に抜けるような青空が見え始めていた。
ロープウェイはすでに整理券が配られ始めており、乗るまで約30分待ちであった。やっぱり下で待っていなくて良かった。この待ち時間がちょうど良いお天気待ちになった。

しらび平からロープウェイで7分半、一気に2662mの千畳敷へ。山頂近くは紅葉が始まっていて、ぎゅうぎゅう詰めのロープウェイから感嘆の声が上がった。
10:00頃千畳敷に到着。気温は10℃。夏の富士山ご来光待ち級の寒さである。

【乗越浄土まで】
千畳敷カールの遊歩道を通り、登山道入り口までは約15分程度。
夏には高山植物が可愛らしく咲いていた千畳敷カールも、今はもうすっかり秋の色になっていた。



見てください、この青空!前回の写真(右)と比べてどうよw

 

千畳敷から乗越浄土までは結構傾斜が急である。時間にして40分くらいか。でも標高は一気に250m程度上がる。前回は「いつまで続くんだろ…」と思ったが、意外に今回はあっさり辿り着いた。11:00頃、乗越浄土に到着。
しかし、急速に天気が回復するってことは、風が強いのである。目にゴミが入って痛い!
そういえば、富士山でY嬢が痛がっていたっけ。使い捨てコンタクトにして、2人とも2年目は痛みと無縁で登れたっけ。まずは宝剣山荘に行き、使い捨てにはめかえてからまた乗越浄土まで戻ってきた。
前回は真っ白で何も見えなかったが、この日は乗越浄土からはっきりと、そして間近に中岳山頂が見える。



11:30頃、乗越浄土から中岳を目指す。傾斜は比較的ゆるやかで、急なのは山頂の直前くらいだ。
11:50頃、中岳登頂。中岳の山頂は岩だらけの狭い山頂だ。
中岳から駒ケ岳を望む。左に雲の間にちょこっと頭を出しているのが御嶽山。



中岳と駒ケ岳の標高差は30m程度であるが、もちろん30m上がるだけではない。
どちらも山であるから、らくだのこぶのごとく、一旦下ってまた登らねばならない。
そうはいっても、すぐ目の前。途中小屋でトイレ休憩しつつも、12:30頃駒ケ岳登頂。



ごらんのとおり、駒ケ岳も岩がごつごつしているが、山頂は比較的広い。
この後、濃ケ池方面へ少し歩き、あとは元来た道を引き返す。

再び中岳山頂にて、宝剣岳を望む。今回は登らなかった。つか、こんなとこ、登れるかい!



14:30頃、千畳敷に無事帰り着く。
この頃にはもうロープウェイがひどく混み始めていた。整理券を取ると、乗車時間は17時!2時間半待ちだ。
この時間を利用して昼食をとり、千畳敷の中を散策した。

 

どうです、なかなかキレイでしょう!

17:00、ロープウェイの予約時間がやってきて、下山。
驚くべきことに、この時間でもまだ上って来る人たちがたーくさんいるのだ!
この人たちは、ツアーの人たちだ。だから、どんなに遅くなっても予定をこなすべく上がってきてしまうのだ。
17時に上がってきたって、ロープウェイは相変わらず2時間待ちで、降りられるのは19時だ。17時ですでに薄暗いが、18時になったらきっと真暗。でも何もすることなく、ロープウェイを待つしかない。なんと哀れな人たちよ。
恒例の、本日の軌跡はこちら。



【最後に】
今回は天気が良くなって本当に良かった。前日も翌日も悪かったようだから、運が良かったと言うほかないだろう。
富士山にしても、2度目では最高の条件だったから、きっと2度トライすれば多くは良い条件に恵まれるものなのだろう。きっと大野山も今度登ったらきれいに富士山が見えることだろう。(逆に、三の塔は、1度目は最高に良い天気だったけど、2度目は何も見えなかったが。)
それにしても、ほとんど中身のないレポでホント申し訳ありませんでした<(_ _)>