鍋割山登山日記

【DATA】
登った日  2005/10/30(日)
お天気   曇一時晴れ
メンバー   2名
行動時間  約5時間半(休憩含む)

ハード度(主観)   ★★★☆☆

■ルート■
二股(532m)⇒後沢乗越(約810m)⇒鍋割山(1273m)⇒小丸(1341m)⇒訓練所尾根⇒二股


前回三の塔という、かなり富士山の近いところまで行ったにも関わらず、曇で富士山が見えなかったため、今度こそ富士山を見ようと、鍋割山へ行ってみた。
が、今回も見えなかった(ノ_・、)お天気のタイミングというものは、本当に難しい。最近は週末の天気も悪いし、たまたま今日(11/5)は天気が良いけれど、起きたら昼だし(='m') ウププ
しかし、意外にも紅葉しており、名物昼食も食べ、楽しい山行ができた。写真はほとんどないけれど、簡単にレポートします。

【当日】
本当は土曜日に行きたかったが、天気が悪そうだったので日曜日に変更。Y嬢によると、4週連続土曜日は雨だとか。でも意外に日曜日は晴れていたりする。
さて、この日はどうかというと、曇だった。雨こそ降られなかったものの、山には時折黒い雲が立ち込めてきたかと思えば晴れ間も覗いたりというやや不安定なお天気だった。

鍋割山は、一般的には大倉バス停から登っていく。しかし、大倉バス停の標高は289mと、二股より150m程度低い。高度だけでなく、距離が結構あり、これを往復すると2時間40分もかかるので、全体の行動時間が相当長くなってしまう。体力的な問題もさることながら、日が短くなりつつある今では、日没までに確実に下山できる行程を組まないと危険である。
というわけで、今回は二股まで車で行ってから登山することにした。

【二股〜鍋割山】
二股出発は約9:40。二股から山頂までは約2時間。前半の1時間で後沢乗越というところまで約300m程度高度を上げていく。
ここまでは比較的ゆるやかなので、30分で100m〜150m程度の傾斜である。
後沢乗越からは傾斜がきつくなる。たかだか10分かそこら歩いただけで、結構疲れてくる。これっぽっちで休んじゃいけない!とは思うものの、高度でいうと15分で100m以上上がっているのだ。きついはずだ。そこで、大体15分に1回くらいのペースで休んでいった。
日頃は30分を目安に休憩しているが、高度を目安にした方が私には良さそうである。
(しかも山オヤジの場合は、傾斜がきつくなってもペースは変わらず、そして休憩までの時間も変わらないから、かなりきつい!)

傾斜はきついが、道は非常に整備されている。
丹沢という山は、表丹沢とそうじゃないところがあるが、表と言われるところは、前回の三の塔もそうだが、それはもうきちんと整備されている。
きちんと階段となっているところも多いし、道標がしっかりと立っている。迷いようがないという感じ。これなら女性ひとりでもいけそうだ。
順調に登り、11:40頃山頂に到着。

【山頂】
鍋割山の山頂には鍋割山荘が建っている。鍋割山荘の名物は鍋焼きうどん!当然これを食べるでしょう!
天気はいまひとつだったものの、うどんを求めてか、山頂はかなりにぎわっていた。
名物のうどんも10分以上待たされ、やっとありついた。
うどんは、えび天こそ入っていないものの、キノコや、レンコンとかぼちゃの天ぷらや卵が入って、980円。下界と大して変わらない。スバラシイ!
山頂で温かいものが食べられるなんて、それも大荷物を持たずに(いつもは食材やら食器やら水やらで大変だ)食べられるなんて、嬉しいことである。
コーヒーも400円。インスタントではないし、お菓子付きなので、かなりオトク感がある。

鍋割山は富士山からかなり近いのだけれど、残念ながら曇っていてやっぱり見えなかった(´・ω・`)
が、山頂から少し山肌が紅葉しているのが見えた。さすがにまだだろうと期待していなかったので、思わぬラッキーだった。
ただ、雲っていたから、鮮やかさも半減であったが…



トイレを済ませ、12:40頃出発。

【山頂〜小丸〜二股】
鍋割山の山頂から小丸というところまでは、約70mの登りである。ここは、よくありがちな、例えば100m下って170m登るという類のものではなく、アップダウンの少ないゆるやかな上り道だ。
大倉尾根から登って鍋割山を目指す人たちと多くすれ違った。その中に片山右京もいた!実は私は気づかなかったのだけど、水色のヘンなニット帽を被っていたので印象に残っていたら、あとから「右京だよ!」と言われてびっくり。お嬢さんと2人で上っていた。
この道からも少し紅葉が見えた。晴れだったらきっとまばゆいばかりの錦だっただろう。

 

小丸からは一気に800m下る。ここは通称「訓練所尾根」と言って、表丹沢ではない。
去年閉口した烏尾尾根ほど荒廃していないが、かなり人気(ひとけ)のない山道だ。道らしい道もなく樹林の間をぬって降りていく箇所も多い。普通そういうところは、「ここがルート」と示すリボンがついているのだが、この道はそれが少ない。しかも、色もピンクだったり青だったり、全然目立たない白だったりして、相当いい加減である。表丹沢とはえらい違いだ。
どうも私は下りはあまり得意ではないようで、登りはコース時間通り登れたが、下りはかなりオーバーした。コース時間では1時間10分と書いてあったが、多分1時間半くらいはかかっている。
15:00頃、下山。

【終わりに】
今回の標高差は約800mであったが、かなり自分のペースで行けたので、さほど疲れなかった。
アップダウンが多くなく、実質標高差もそれほど高くはなかったのだろう。
それにしても、富士山を見るのは難しい!やっぱり12月〜2月くらいにならないと、なかなか見られないのだな。
でも寒くなると山頂でのお弁当も辛い。今回の鍋割山荘のように、温かいものが食べられる山荘があるのは、かなり貴重なことだ。
機会があればまたトライしたいと思っている。