大楠山(おおぐすやま)登山日記

【DATA】
登った日  2005/5/28(土)
お天気   晴れ(霞)
メンバー   1名
行動時間  3時間45分(休憩含む)

ハード度(主観)   ★★☆☆☆

■ルート■
(往路:塚山・阿部倉コース)京急安針塚駅⇒塚山公園⇒阿部倉温泉⇒大楠山山頂(242m)
(復路:前田橋コース)⇒大楠山山頂(242m)⇒前田川遊歩道⇒前田橋バス停(約20m)⇒バスにて逗子駅

<参考HP>
横須賀市HPより→ http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/oogusuyama/
個人HPより(このHPとっても使えるかも!)→ http://www2s.biglobe.ne.jp/~DSN80012/ha205002.htm


↑ものすごいわかりにくいけども、一応地図。ヾ(;´▽`A``

今日は初めての単独山行!前回の登山から1ヶ月経つ。もうすぐ梅雨にも入ってしまうから、思い切って1人でも行こうと思い立ったのだ。
といってもたかだか242mの山である。それでも三浦半島では最高の山なのだ!
コースは、往路は塚山・阿部倉コースのやや変形(所要時間約2時間半)、復路は前田橋コース(所要時間70分)を選択。
安針塚駅より田浦駅からのほうがメジャーなコースのようだが、住宅地を歩く距離が増えるだけのようだったので、安針塚から行くコースにした。
単独ということで、前日はちょっぴりドキドキ。そしてやっぱり当日は道に不安を感じつつの登山だった。結果的には間違った道は行かなかったのだけど、「どっちだろう」「これで合ってるのかな」と1人不安になることが何回かあった。


【当日】
京急安針塚駅に10時頃到着。空はうす曇の感じだが、日差しは結構強そうだ。日焼け止めを塗り、いざ単独登山の開始!



【安針塚〜塚山公園】
駅からはまず塚山公園を目指す。ネットなどでも「案内がたくさん出ているので間違えることはない」と書かれているとおり、確かに案内も出ているし、ガイドブックのとおりに目印があり、順調にスタート。



変電所を過ぎて左折すると、塚山公園への道。登山道ではなく、道は舗装されているが、木がうっそうとしていて気持ちよく歩ける。



20分ほどで塚山公園に到着。
公園では10人くらいのおじさんたちが草刈をしていた。そのうちの1人が「どこに行くの?」と声をかけてくれた。
「大楠山まで」と言うと、簡単に道を教えてくれ、「ここからだったら90分くらいかなぁ」と教えてくれた。
公園の中(脇?)の階段を上がっていくと、見晴台がある。



見晴台では海とか富士山とか見えるはずなのだが、今日はかすんでいてさっぱり見えなかった(ノ_・。)
これから目指す大楠山はどうやらこれらしい。結構遠いな〜



安針塚駅という名前の由来である三浦安針(ウィリアム・アダムス)とその妻の墓がここにある。



ここでトイレを済ませ、10:30再スタート。トイレは水洗でキレイ。ここで行ったのは大正解だった。

【塚山公園〜阿部倉温泉下】
公園からは一旦下って車道に出て、それからまた山を目指す。



公園内にも丁寧にこんな案内が立っている。だからとても安心して歩いていたのだが、この先が問題だった。
車道に出た後は全く案内がない。ガイドブックを見ても、二股の道の指示がなかったり、「広場の先を左折」っておーい、先ってどこやねん!てツッコミを入れたくなるような記述だったり、あるはずの旅館がなかったり…とかなり不安を感じつつ進んだ。途中案内板を見落としたかと引き返したりもした。(どうやら、案内がないのは、「池上住宅」なるところを通過するのが一般的なルートなのに、たまたま本に載っていた違うルートを通ったせいもあったようだ。)
それでも、本と案内板とカンの3つを使い分けながらなんとか進んでいき、どうにか登山道入り口に到着。コンクリートがくっきりと切れて、大変わかりやすいヾ(;´▽`A``
なお、登山道に入ってしまえば迷うことはない。



【阿部倉温泉下〜大楠山山頂】
この登山口で、1人で歩いていたオジサンが「これ、大楠山への登山口ですか?」と聞いてきた。「ですよね?」と同意を求める私。
「あぁ、初めてですか。私は前田橋コースは歩いたことがあるんですけど、こっちは下ったことが1回あるだけで…」と言いながら進んでいく。親切なおじさんだが、いつまでも一緒に行くわけにもいかないので、適当に写真を撮って距離を離していった。
このコースは登山道に入るとすぐ、平作川源流の沢伝いに歩く。これは素晴らしい道!しばらくぼーっとしていたいくらいだった。
この丸太のような橋を歩いたりするのだ!見上げれば竹林も。

 

しかし、気持ちの良いのはいっとき。その後はこんな階段ばかりで、ときおりほとんど平坦な道があるという繰り返し。
きちんと整備されていて登りやすい階段ではあるけれど、階段て、結構キツイです。。。



最後は優雅にゴルフをしている人々を右に見ながら登り、12:10頃頂上に到着。
途中迷って引き返したりしていたわりには、ほぼ予定通り到着。

【山頂】
山頂は広場のようになっていて、ベンチがたくさんある。
数組の登山客が、ベンチに座って昼食を摂っていた。その中に、登山口で会ったおじさんもいた。
おじさんは昼食を持ってきていないので、休憩をとるとすぐ下るつもりのようだ。さっき会ったとき「下りは前田橋コースを行くつもり」と話したことを覚えていて、ルートを教えてくれて下っていった。ありがとう、おじさん!



山頂はあまり展望が良くないが、展望台に上ると360度のパノラマだ。
天気が良ければ富士山も海も見えるらしいのだが、あいにく霞んであまりよく見えない。
右のほうが海で、船が浮いているのがうっすら写っているのだが…鉄塔もジャマだし…



お手洗いを済ませて下山しようとしたところ…売店の下にあるトイレにも関わらず、汚い!
山のトイレなのできれいなことはそれほど期待はしていなかったが、でもドアを開けるとハエが数匹飛び立つっていう状況のボットンにはどうにも入る気がせず、すぐに扉を閉めてしまった。塚山公園で行っておいて本当に良かった。
12:45、下山開始。

【大楠山山頂〜前田橋登山口】
下山道はなだらかな下り。登りはこっちのほうがいいなぁと思えるような、ほどよい下りの林間コースだ。



と思ったら、最後の最後が階段の連続だった!こりゃぁやっぱり登るのはつらいわ。
14:25、登山道が終了し、下山。左下のトンネルのように暗くぽっかり開いた部分が前田橋コースの登山口(下山口?)。山の緑がきれいだった。



【前田川遊歩道】
ここから車道を少し歩くとバス停に行く、というのが一般的らしいが、「前田川遊歩道」というのがあるという情報を得ていたので、そこへ降りてみた。
これはステキだった!きれいな沢の中を歩くのだ。飛び石があったり、木の橋があったりとてもいい感じ!でもほとんど人が歩いていない。もったいないなぁ。

 

遊歩道に降りて約20分でバス停に到着。逗子行きのバスは10〜15分程度の感覚で割りと頻繁に走っている。
恒例の本日の軌跡。



【帰路】
帰路は失敗の連続だった。。。
まず、距離によって運賃が増えていくバスの支払い方がいまいちわかっていなくて、お釣をもらいたいのに両替をせず、運賃箱に入れてしまった。終点だったからまだ良かったけど…(そんな恐れもあり、途中で京急の新逗子駅のバス停もあったけどやり過ごした。正解だった。)
横須賀線に乗ったら、なんだか川崎に止まるような気がして、乗り換えるべき横浜を乗り過ごしてしまった。新川崎に着いて初めて「あれ、どうして!」と思う始末。さらに運の悪いことに乗ったのが湘南新宿ライナーだったので、大崎まで行って山手線で品川へ戻ってから京浜東北に乗って引き返す羽目に(ノ_・。)
さらに最後の地元ローカル線では、定期があるのにパスネットを入れてしまった。
なにやっとんじゃ、ぼけ!

【最後に】
初めての単独山行で不安はあったが(なんと言っても道が!暴漢とか以前に…)、女性一人だと「どこへ行くの?」とか「そのコースだったらこっちですよ」とか声をかけてくれることも何回かあり、ちょっと嬉しい体験もあった登山であった。
それから、春の登山は虫が多い!ちっこい羽虫が顔のまわりに五月蝿いのもあるが、ハチもぶんぶん飛んでいるので、虫除けが必要だと感じた。