大野山登山日記

【DATA】
登った日  2005/4/30(土)
お天気   晴れ
メンバー   2名
行動時間  5時間半(休憩含む)

ハード度(主観)   ★★★☆☆

■ルート■
御殿場線谷峨駅(169m)⇒大野山山頂(723m)⇒大野山登山口バス停(321m)⇒大野山入り口バス停(177m)⇒御殿場線山北駅(108m)


登山にぴったりの暖かい季節になった。せっかくのGW、やっぱり1回くらい山へ登りたい!
というわけで、よちwに声をかけて一緒に登ることにした。よちwのセレクトで今回は「大野山」へ。富士山が見えるうえ、牧草地が広がり、牛や羊にも会える!(かもしれない)という。とても楽しみ。


【当日】
東海道線で国府津駅まで行き、御殿場線に乗り換える。国府津の駅でよちwと合流。谷峨駅で下車した。
精算しようとしたら…あれ、自動改札がない。Suicaで入ったんだけど、どうしよう。駅員に頼むか。…と思ったら、ここは無人駅で、精算は車掌自らが行うのであった。そして、御殿場線はJR東海。Suica精算はできないのであった!おぉ…意外に不便なSuica。とりあえず現金精算をする。あとで東日本の駅で入場記録の取り消しをしなくてはならない。
車掌は全員の精算を丁寧に行い、ようやく電車は発車していった。のどかだなぁ〜
今は珍しい丸いポストもあった。

 

お手洗いをすませ、10:25頃、登山開始。

【谷峨駅〜大野山山頂】
駅を降りて、吊橋をわたり、しばらく舗装道を歩く。山道で傾斜があるのはつらくても楽しめるが、舗装道が傾斜がきつくて長いのはいただけない。許せるのは30分だな。
写真を撮りながらであるが、約25分舗装道を歩いた。許せる限界だw
道路わきにところどころ茶畑があった。

 

谷峨から登るコースは特徴的だった。
まず、日陰が少ない。これまで登ってきた山はたいてい木々が茂っていたが、このコースは半分以上日なただったような感じだ。もともと木が少ない山なのだろうか。夏に登るのはかなり厳しいコースだ。
また、道が過剰にといっていいほど整備されている。普通はアップダウンがあったり、そうでなくても傾斜の緩急があったり、道がデコボコしていたり、石や木の根があったりするもので、それが登っていてもメリハリになったりするのだが、ここはなんだか淡々と登る感じなのだ。のっぺりとした道、といおうか。そして徐々に傾斜がきつくなっていたりするので、「なんかきついなぁ」と思うといつのまにか傾斜がかなり急になっていたりするのだ。
正直、登る楽しみとしてはいまひとつのコース。
下の写真はたまたま(?)日なたではないが、道がよく(過剰に?)整備されている様子はおわかりいただけるだろう。

 

コースにはくどいほど道標が出ている。「大野山まで55分」「大野山まで50分」…。ほとんど5分おきくらいに立っている。
途中で「休憩所まで15分」という道標があった。「15分て、長いよね」「5分くらいじゃないと頑張れないね」などと話しながら歩いていると、開けたところに出た。青々とした牧草地が広がっている。上のほうに何か屋根があるものが見える。あれが休憩所か。遠いな…
木々のない山の山腹をジクザグと登っていく。この感じ、ちょっと富士山に似ている。結構キツかった。
やっと辿り着いた休憩所!と思ったら、どうも様子が変だ。椅子はない。そしてなんか溝のようなものがある。流しそうめん?いやいや、それにしちゃ汚いぞ。
道標は「大野山まで10分」に変わっている。ああ、これがやっぱり休憩所なのか。とりあえず疲れたから休もう…と、柵にもたれて休んでいたところ…
すぐ先に、あずまやがあるじゃないか!だったら「休憩所まで1分」とか書いとけっ



本当の休憩所で少し休憩。本当はこの辺で富士山が大きく見えるはずなのだが…
ご覧のようなモヤで、全く見えない。・゜・(ノД`)・゜・。
12:30、登頂。

【山頂】
あいにく富士山は見えなかったが、相模湖は見えた。写真右のほうに一応写っているのだが、わからないかなw
この山頂の標を見て、おばさんが「7231m?」とか言っていた。いやいや、日本にはそんな高いところないですから!
富士山の3776mが一番高いですから!7000mものところ、ふつーにいられるはずありませんから!
723.1mが正当でありますw ま、確かに点は見にくかったけども。



相模湖を眺めながら、お弁当を食べる。
13:30、下山開始。

【大野山山頂〜山北駅】
5分ほど下ると、牧草地と牛舎が見えてくる。ここに来てわかった。登山中に見た休憩所らしかったもの、あれは牛舎だったのだ!
他にも何箇所か牛舎はあったが、牛がいたのはここだけだ。
残念ながら牛は放牧されておらず、おおかたゴロンと休み、時々ゲップのような声を発していた。

 



牧草地はかなりの傾斜で、その脇の急な階段を下っていく。



下から見た牧草地と牛舎。



牧草地を過ぎると普通の山道になる。今まで経験してきたような、普通の山道だ。でこぼこしてて石もごろごろしてて、木がうっそうと茂っていて。
そうそう!こんな道を待っていたのよ〜
牧草地脇の階段さえなければ、逆コースのほうが面白いと思う。



よちwはずっと植物の写真を撮り続けていて、その間私はぼけっとしていたのだけど、群生していたお花が綺麗だったので2枚だけ撮ってみた。
本当は薄紫だったんだけどな。。。

 

14:40頃?下山。上のコース図の「共和小学校」の手前で登山道は終了。
その後約1時間、林道および一般道を歩き、16:00山北駅到着。
電車が40分来ないので、暇なのでとりあえずビールを飲むw

御殿場線車中で慌てて今日の軌跡を撮影。



【下山後】
もっと早く下山できると思っていたのだが、思いのほかガイドブックより時間がかかってしまい、山北駅を出るのが16:40頃になってしまった。
いい時間なのでw、飲んで帰ることにした。
川崎で下車し、あてもなく繁華街へ。すると、ビラ配りの人が「すぐそこです!10%OFFの割引券になってます!」とビラを渡してきた。
「ふーん、じゃぁここでいいんじゃない?」と安易に向かう。するとそのビラ配りの人もついてきて「ありがとうございます。ご案内します」と言い、案内してくれた。
メニューを見てよちwが「森伊蔵があるよ」という。ただし、限定品につき品切御免だ。これはよくあること。さっきのビラ配りの人に「森伊蔵はありますか?」と聞いてみたら「品切れで…」との答え。やっぱりね、と思っていたら「少ししかないので、サービスしますよ。飲んでみてくださいw」とミニグラスに注いでくれた!
わーいo(*^▽^*)o~♪こんな裁量があるなんて、ビラ配りさんは店長だったんだな、きっと。
味の感想は、ダイアリーにて。



さらによちwが「魔王の瓶もあるよ」と言う。でもメニューにはない。
若い店員をつかまえて「魔王はありますか」と聞いてみた。すると若造「あれは部長のなので…」
おー、店長ではなく、部長だったのかっすげぇぞ。でも私有の酒がおいてあるのかぃ??
その後精算したときも、若い女の子は普通に定価で計算して持ってきたが、お金を払う段になると部長が「あ、もっと安くなりますね。すいません、計算してきます」と言い、10%以上引いてもってきてくれたo(*^▽^*)o~♪
部長、ありがとう!!
いい気になって飲みすぎ、家に帰ったらやっぱりバタンキューでしたヾ(;´▽`A``

【最後に】
登りの登山道はいまひとつだったが、富士山がどう見えるのかはやはり興味あるところ。真夏は厳しいコースなので、11月か3月末頃に気が向いたら再度行ってみてもよいなと思う。