大山登山日記A

【DATA】
登った日  2005/12/10(土)
お天気   晴れ
メンバー   2名
行動時間  約4時間?(休憩含む)

ハード度(主観)   ★★★☆☆

■ルート■
ヤビツ峠(761m)⇒大山(1252m)⇒ヤビツ峠(761m)


三の塔、鍋割山と続けて富士山が見えなかったので、今度こそ!と大山へ行ってみた。
大山は私が2回目に登った山であるが(初回は高尾)、そのときは大倉バス停から登り、標高差約900m。ものすごくキツくて、もう行きたくないと思っていた山である。が、今回はヤビツ峠(761m)まで車で行ってしまうので、登るのは500m程度。これなら楽勝だ。
先月陣馬山で転倒して打った腰ももう全快。天気も久々に絶好!富士見に期待がかかるが…

【当日】
今年の秋は週末天気がいまひとつなことが多かったが、今日の天気予報は晴れマークひとつ。降水確率は終日0%。 絶好の富士日和! しかも最高気温は15℃、風は1m、との予報。 カンペキな登山日和!
実際、澄み切った青空で、もうこれは絶対富士山が見える!というお天気だった。
ヤビツ峠に向かう途中、富士が見える。登るともっと大きく見えるのね、と嬉しくなる。
が、上空は真っ青なのに、西の空はちょっと霞んでいる。しかも、富士の辺りにだけ雲がちょこちょことかかってくる。
いやな予感…

【ヤビツ峠〜大山】

最高気温は15℃の予報だし、晴れていれば体感温度はもっと高いだろう、しかも動けば暑くなるだろう、と思っていた。
が、車から降りてみたら、意外に寒い。風が冷たい。
そうか、すでに761mなのか。
10:40頃、登山開始。

ヤビツ峠から大山への道は、木段が整備された道、とガイドブックに書いてあるとおり、最初から木段である。
木段は歩幅が合わず歩きにくくて本来はあまり好きじゃないんだけど…
しばらく登ると、霜柱が出てきた。久しぶりに見る霜柱!すでに多くの人が踏み荒らした後だ。(出るのが遅いからヾ(;´▽`A``
いくつになっても踏みたがるのが人の性。
踏まれていない霜柱を見ると、4cmくらいのビッグサイズであった。


 

しばらくずっと霜柱の道が続く。やっぱり寒いのね、と思いながら登り、ふと右へ折れると、突然今度は雪が現れた。
大体標高1000mを超えたあたりだろうか。
先週降った、という話だったが、まだ残ってるのかー
日当たりの悪いところでは、アイスバーンにすらなっている。

 

さすがのトレッキングシューズもアイスバーンにはかなわない。ツルツルと滑りそうになるのを慎重に歩く。
これって下りは恐いだろうなぁと思う。木段に整備されている良さを初めて感じた。段になってなかったら滑り台状態だ。
さらにはこんなところも。ここは風の通り道らしく、とても寒い。それで雪も溶けにくいのだろう。



登っている途中は、富士は雲に隠されていた。せっかく青空なのに、本当に難しい…
左の、雲がかかっているのが富士。手前の山が三の塔。




登山道自体は険しいものでもなく、距離も大してないが、こんな状態だったためコースタイムより遅れ、1時間半ほどかかった。
12:10頃、山頂に到着。

【山頂】
大山はいくつかルートがあり、また、途中までケーブルを使って来ることもできるため、大勢の登山客でにぎわっていた。
晴れているところは雪が溶けてぐちゃぐちゃで、陰は雪が降ったのが先週とは思えないほど、真っ白に固くならずに残っていた。
やや逆光だが、相模湾・真鶴半島方面を望む。



ずっといると寒いので、お湯を沸かして豚汁とおにぎりを食べ、13:15時頃下山開始。

【大山〜ヤビツ峠】
下りは恐かろうなぁと思っていたが、少し気温もあがって、アイスバーンも少し柔らかくなっていた。
そうは言っても油断は禁物!慎重に下る。
また、下る頃には少し雲がとれてきて、富士山の姿を見ることができた。
でもすでに午後の光。雪もよくわからない、グレーの富士の姿になってしまった。



14:30頃、下山。

【終わりに】
せっかくの天気だったが、満足のいく富士は見られなかった。時間が遅すぎたか(´・ω・`)
また、1000m級の山を侮ってはいけない。当日の寒さだけでなく、晴れていても雪が残っていたり、凍っていたりすることを考慮しなくてはいけないということを学んだ。
今度はもう少し低い大野山でリベンジだ!