筑波山登山日記

【DATA】
登った日  2006/9/16(土)
お天気   曇りときどき晴れ
行動時間  約5時間半(休憩含む)

ハード度(主観)   ★★★☆☆

■ルート■
筑波山神社(260m)⇒女体山山頂(877m)⇒御幸が原(790m)⇒男体山山頂(871m)⇒御幸が原(790m)筑波山神社(260m)
(以下の地図の赤いコース)


筑波山はかねてから行ってみたいと思っていた山。
でも、会社の山仲間も西寄りに居住しているので、なかなか実現には至らなかった。
よちwに「この3連休か、来週、山に行こうよ!」とお誘いしたところ、「3連休は天気も悪そうだから、次の週にしよう」とお返事をもらっていたのだが、前日突然「天気良さそうだから、行こうか」とのお誘い。
天気が良いといっても富士山が見えそうなほどの天気でもないので、富士見とは関係ない筑波山行きを提案した。
私にとってはつくばエクスプレスが通ったと言ってもまだ遠いエリア。でもよちwにとってはかなり近いことが判明し、快諾いただいたのだった。

山は、最初の1時間半近くは結構傾斜もキツく、疲労したけれど、最後の方は見所が点在していて、なかなか楽しめる。
山頂は狭いけれど、展望はすばらしく、360℃のパノラマで関東平野が一望できる。

【当日】
かねてから行きたいと思っていた筑波山。人を誘うにはルートを調べなければ、と思っていたけれど、つくばエクスプレスのどっかの駅からバスで相当乗るらしい、というところまでしかよくわかっていなかった。
よちwを誘ったところ、あっさりルートと時刻表を見つけ出し、つくばEXの終点「つくば」から、登山口近くの「筑波山神社」への直行バスがあることが判明。助かるなぁ〜。秋葉原まで50分かかる私としては、やっぱりちょっと遠いけれどもw
秋葉原8:00発のつくばEXで待ち合わせ。よちwは途中駅で合流。つくば駅には8:45到着、9:00発の直行バスに乗り、9:40筑波山神社の停留所に到着。停留所から神社まで歩くこと数分。神社に到着し、10:00頃登山開始。

【筑波山神社〜女体山山頂】

筑波山は、男体山と女体山から成り、私たちは女体山から登ることにしていた。登山口も男体山に行くコースと女体山に行くコースの2つがある。
さらに、筑波山にはケーブルカー、ロープウェイも通っており、ケーブルカーも神社のところから出ている。
というわけだから、人の流れについていけばいいというわけにはいかない。
神社の近くの店のおばさんが「わからないことがあったら聞いて」と言ってきたので、女体山に行くコースを尋ねると「左に左に行け」と言う。
しかし、よちwが「右だと思うんだけど…」と言う。他の登山客が神社の巫女さんに道を尋ねるのを聞いていると、右方面の道を教えられていた。
おばさん、なんだよっ!
お参りをして、登山開始。



女体山の山頂までは約2時間。
登山道はこんな感じでなかなか気持ちが良い。



スギの巨木があったり、ツリフネソウが咲いていたり。

 

しかし、結構傾斜がきつく、そのうえ単調で疲れたきた。
単調なのは当たり前なのかもしれないけど、飽きっぽい私としては、足の重さや疲労感にどんどん意識がいってしまうのだヾ(;´▽`A``
1時間半弱で、一旦開けたところに出た。つつじが丘(ロープウェイの駅)方面からの登山道との合流地点と思われる。
ここで、あるオジサンが「ミョウガだ!」と言って採り始めた。
ミョウガ大好きで、もともと翌日の夕食はミョウガの天ぷらと決めていた私は俄然元気が出て、ミョウガ採りを開始。
しかし、めぼしいのはオジサンに採られたあとだった(ノ_・。)
そして足もとには異様に美しいトカゲが!よちwによると「ニホントカゲ」の幼体だという。
虹色でちっちゃくて、本当に美しい。チョロチョロ猛スピードで走り回るところをなんとかカメラに収めた。



ここからは男体山の山頂が見えた。うわ、傾斜が急だな!



元気を取り戻したところで、ここからの道は様々な見所−と言ってもみんな石なんだけど−が点在している。
一部をご紹介。

弁慶の七戻り。巨大な岩が、今にも落ちてきそう。


出船入船。左が入船かなぁ?


大仏石。左を向いて座っている大仏に見えるでしょう!


そんなこんなの見所を見つつ、道もちょっと岩場で、飽きから解放されていった…
そして、12:20、女体山山頂到着。
途中ミョウガ採りやトカゲや石の写真撮りに精を出したせいで(?)ちょっと遅くなってしまった。

【女体山〜男体山】
女体山の山頂には神社がある。麓にあったのは拝殿で、どうやらこれが本殿らしい。
山頂は360℃のパノラマ!もうどこを撮ったらいいかわからないヾ(;´▽`A``
これまで360℃パノラマといわれるところで本当にすっきり見えたことはなかったので、気持ちよかったー
関東平野が一望でき、本当にまったいらなんだとわかる。
トンボもたくさん飛んでいて、秋を感じた。(写真の右上の方にゴミみたいな点があるのがトンボです。。。)



女体山から男体山もみえた。人がいっぱいいた。くぼんだところに建物があるが、これがケーブルの山頂駅付近の御幸が原。



お腹もすいたので、男体山へ行く途中で昼食。
昼食後、御幸が原を経由して男体山へ。
御幸が原はケーブルで登ってきたファミリーなどでにぎわっている。
山でこんなに子供の声が聞こえるのは、高尾とここくらいなものだ。なんか違和感…
御幸が原から男体山は、コースタイムは15分。本当にそんなもんで行けるの?と思ったが、行けた。
一番険しいところでこんな感じ。険しそうに見えるけど、それほどでもないし、石が歩きやすく加工されているから、ラクだった。
それよりも、この岩場の前に階段が延々と続くのがキツい。



男体山山頂には13:25頃到着。
男体山の山頂は、女体山以上に寂しい。こちらにも神社がある。どっちが本殿なんだろう。
これは男体山から見た女体山。右下の人工物はロープウェイの駅。ちょうど赤いロープウェイが到着したところだ。



【男体山山頂〜筑波山神社】
帰りは、御幸が原からケーブルを使うことも選択肢としてはあった。
ケーブルなら8分で下れるところを80分ほどかけて下山するということに、心は揺れたが、よちwに一喝され、やはり歩いて下山することにした。
鍛錬鍛錬。
13:55御幸が原から下山開始。
下山道はガイドブックには取り立てて見所が書かれていない。でも、えてして下山道ってそんなもの。
私の本には「巨木は一見の価値あり」と書かれていたので、巨木を楽しみに降りていった。
ちっちゃく写っている人と比較して、巨木感が伝わるでしょうか?

 

15:20、下山。

【下山後】
下山後は、「つくば湯」という日帰り温泉でさっぱり汗を流した。
帰って風呂に入らないで寝られるっていうのがまた快適w
入浴後、帰路につき、秋葉原で軽く一杯やった。…つもりだったけど、結局3時間くらい飲んでたっけ?w

【終わりに】
念願の筑波山に登れて嬉しかった!
しかし、ここしばらく階段トレーニングもさぼっていたツケが回ってきて、翌日はしっかり筋肉痛でしたヾ(;´▽`A``
これからはちゃんとトレーニングしないとね。
ちょっとキツかったので、また行きたい!とはすぐには思えないが、紅葉とかつつじなどの良い季節には再チャレンジしてみても良いと思っている。
でもきっとすっごく混むんだろうなぁ。